清酒「都姫」の醸造元「増田酒造株式会社」は奈良県天理市にあります。
旧伊勢街道と万葉集で名高い山の辺の道の交差する櫟本(いちのもと)岩屋に所在し創業は寛永2年であります。 爾来、350年に亘り創業の地に於て酒造業を継承し当主は12代目の子孫に当り名酒「奈良酒」の伝統を守っております。
清酒「都姫」の名は、都(奈良)の高貴な姫君を現わし奈良の大仏を造営された聖武天皇の御母君「宮古姫」
の御名に由来するものです。
その名の示す通り幽雅清冽な酒質を有し、優しさの中に凛とした味わいのあるものです。
明治天皇の伯母君であられた伏見宮文秀女王様(孝明天皇の第一皇女)は殊のほか都姫を賞でられ
酒の中の酒であるとの「精酒」の御揮毫を賜りました。
これは現在社宝として当社に保管してあります。